2020年11月14日土曜日

冬の日射取得は南側窓から。南側窓の夏の日差しの遮蔽(カット)はベランダや軒で行い、東西の窓は小型化する

 


冬の日射取得は南側窓から。南側窓の夏の日差しの遮蔽(カット)はベランダや軒で行い、東西の窓は小型化する


窓に関する基本パターンを頭に(意識に)叩きこんで下さい。


まず、冬の日射取得について。

冬の日射取得は、南側の窓から行います。

東側と西側の窓は基本的に日射取得は行わず、夏の日差し対策仕様にします。

南側の窓は通常、引き違いの掃き出し窓である場合が多いのですが、そこから日射取得を行います。

南側の窓は、可能なら断熱仕様のLOW-Eガラスを使います。

その上で、夏の日差し対策を行い、夏場は太陽の高度が高いので、ベランダや軒などで日差し遮蔽対策を施します。(そのような設計をします)

冬に東側窓と西側窓からも日射取得をしようとする欲望は捨てて下さい。

夏にえらい目にあいますので。


冬の日射取得に関してですが、日射取得は最初から捨てて高いレベルでの高気密高断熱仕様にすれば問題ないのではないか?という疑問を持たれる方も多いと思います。

これについては実験やシュミレーションで結果が出ていて、高いレベルでの高気密高断熱仕様の建物であっても、冬場は日射取得を行った方が低燃費であり、コストが掛からなく経済的であり、しかも太陽熱でポカポカ快適、というデータが出ています。(超高気密高断熱仕様ですと、オーバーヒート、つまり、必要以上に換気して冷たい風を入れないと暑くて仕方ない、という場合も稀にありますが…。それでも全くの無暖房でそれだったら、そちらがお得ですよね)

ですから、基本的に冬の日射取得は大切であると、肝に銘じて下さい。

例え、南側の窓が遮熱タイプのLOW-Eガラスであったとしてもです。


これらに関しては下記の松尾先生の動画がとても参考になります。

数学や物理学、勉強嫌いの人にはピンと来ないかもしれませんが、何となく冬の日射取得が大切なんだ、ということはグラフ説明で充分理解出来ると思います。

「断熱力も大切だが、日射取得も大切なんだ」ということを肝に銘じて下さい。


※グラフでの説明は、4:50秒付近から

※UA値は、数値が小さい程、高気密高断熱住宅、断熱力が高い住宅になります。


断熱と日射取得どっちが効くの!?シミュレーション解説

兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室