白アリ対策(防蟻対策)の真実
日本の木造建築に於いて、地震対策と同様に最重要項目の1つなのが白アリ対策であり、防蟻(ぼうぎ)対策です。
日本の気候は欧米と違って、基本的に高温多湿です。湿度が高い。
ですから、欧米の住宅システムをそのまま持って来ても、日本では機能しません。
それをヒントにしながらも、日本バージョンを創り上げる必要があります。
木造住宅の天敵である白アリは、湿度が大好きです。湿気、水分が大好きなのです。
逆に言うと、水分がないと生きていけません。
その為に、蟻道(ぎどう)という、白アリの天敵である光から身を守り、更に、水分を体内に保持し易くする為のトンネルを形成するのです。
そのトンネルを形成しながら、木材に向かうのです。
白アリの特性や特長として、下記の点を肝に銘じておく必要があります。
それは、防蟻処理をした断熱材などの障害物があっても、その先に餌や住処(すみか)となる木材がある場合、白アリはその防蟻処理をした断熱材を食いちぎってトンネルを構築するということです。
例え、食いちぎった為に先発隊の白アリが死んだとしても、後続隊の白アリが更にその先を食いちぎって道を作っていきます。
後続隊の白アリが死んでも、更にその後の後続隊が続くのです。
まさにこれは、日露戦争に於ける203高地の戦い、大東亜戦争に於ける旧日本軍の戦いそのものと同じなのです。
白アリは、何千、何万という軍隊です。
ですから、薬剤に頼ることなく、物理的な白アリ対策、防蟻対策が必要になって来るのです。
