断熱材の選択で見落としがちな点について
断熱材を選択する際、あなたは長所と短所を吟味することでしょう。
その時に、ほとんどと言っていいほど見落とされる点があります。
それは、強い地震が起きた時の回復性や追従性なのです。
固形の断熱材を使っている場合、地震によって揺れれば揺れるほど、長方形だった断熱材は、揺れている最中は平行四辺形になります。
地震が収まった時、果たして、その断熱材は元の形を回復するのでしょうか?
或いは、揺れれば揺れるほど、理論上、僅かかもしれませんが、隙間が空いてしまう可能性もあります。
一般に、グラスウールや吹き付けウレタン発泡(100倍発泡)、セルロースファイバーなどは、その材質特性からも、地震の際の追従性や対応力、回復力などは高そうです。
それに対し、それ以外のボード的な材質の断熱材は、隙間が空いてしまうのが想定されます。
長所が短所であり、短所が長所であることを肝に銘じて選択する必要があります。
工務店やハウスメーカーの中には、地震の際の追従性や回復性まで考慮して断熱材の選定を行っている所もあり、それ故、施主側が希望の断熱材の採用を迫っても、却下されてしまう場合もあるのです。
